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めまいやパニックは恥ずかしくない【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】

2023年4月5日めまい耳鳴りメニエール突発性難聴

摩耶はり灸院の周辺

おはようございます。

神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。

寒くもなく暑くもなく、湿度も適当、とても気持ちがいい朝です。

***

先日「友人とのランチでめまいが出て、みんなに迷惑かけた、恥ずかしかった」とある患者さんが報告してくれたんです。

それを聞いて、以前こんなブログを書いたことを思い出しました。

以下は2年前に書いたものです。

 ***

外でめまい起こったらどうしよう。

外でパニック起こったら恥ずかしい。

私も以前は、ずっとそういう気持ちを持っていました。

だから、めまい・パニックが起こりそうな苦手な場所は避ける。

だから、体調が良くないときは、外出しない。

調子が悪いときは、友人との約束も延期させてもらう。

そういう時期がけっこう長くありました。

でもあるとき、同じようにめまいのある友人に、すごいことを言われたんです。

「めまいがあるなら、人混みにいた方がいいよ。

めまいやパニックが起こったら、絶対まわりの誰かが助けてくれるから」

これを聞いたとき、まず思ったのは「えらい乱暴なこと言うなーーー」でした。

だって、恥ずかしいじゃないですか。

周りに迷惑かけるのも嫌ですし。

だいたい、めまいやパニックは、人混みで起こりやすいですよね。

人が多いから、音もザワザワしてて、人の動きで目が泳ぐし、それで自律神経も緊張しやすくて、めまいや吐き気、パニック症状がでるんです。

でも実はもう一つ、「起こったらどうしよう」「起こったら恥ずかしい」という不安感が、自律神経の緊張の原因にもなるんです

「誰かが助けてくれる、どうにでもなるわ」という気でいたら、自律神経の緊張はしにくいのかもしれません。

 ***

私は結局、この友人の乱暴な一言にすごく助けられたんですよ。

自分の症状に対して、考え方が変わったんです。

めまいやパニックは、起こったら恥ずかしいものではなくて、助けてもらえるものなんだ。

それ以来、私は、どこでも助けてもらえると思って、外に出れるようになったんです。

実際には、私の体調はそこそこ良くなっていたので、自分のアドレナリンも手伝って、外でめまいやパニックが出ることは、ほとんどありませんでした。

怖さや不安感が、自分にブレーキをかけていたんですね。

背中を押してくれた友人にとても感謝しています。

患者さんと話しをしていて、このことを思い出したんです。

ちょっと自律神経が良くなってきたのに、外に出ることに躊躇している方に、少しでも役に立つといいなと思います。

Posted by mayaharikyu