めまいやパニックは恥ずかしくない【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
寒くもなく暑くもなく、湿度も適当、とても気持ちがいい朝です。
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先日「友人とのランチでめまいが出て、みんなに迷惑かけた、恥ずかしかった」とある患者さんが報告してくれたんです。
それを聞いて、以前こんなブログを書いたことを思い出しました。
以下は2年前に書いたものです。
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外でめまい起こったらどうしよう。
外でパニック起こったら恥ずかしい。
私も以前は、ずっとそういう気持ちを持っていました。
だから、めまい・パニックが起こりそうな苦手な場所は避ける。
だから、体調が良くないときは、外出しない。
調子が悪いときは、友人との約束も延期させてもらう。
そういう時期がけっこう長くありました。
でもあるとき、同じようにめまいのある友人に、すごいことを言われたんです。
「めまいがあるなら、人混みにいた方がいいよ。
めまいやパニックが起こったら、絶対まわりの誰かが助けてくれるから」
これを聞いたとき、まず思ったのは「えらい乱暴なこと言うなーーー」でした。
だって、恥ずかしいじゃないですか。
周りに迷惑かけるのも嫌ですし。
だいたい、めまいやパニックは、人混みで起こりやすいですよね。
人が多いから、音もザワザワしてて、人の動きで目が泳ぐし、それで自律神経も緊張しやすくて、めまいや吐き気、パニック症状がでるんです。
でも実はもう一つ、「起こったらどうしよう」「起こったら恥ずかしい」という不安感が、自律神経の緊張の原因にもなるんです。
「誰かが助けてくれる、どうにでもなるわ」という気でいたら、自律神経の緊張はしにくいのかもしれません。
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私は結局、この友人の乱暴な一言にすごく助けられたんですよ。
自分の症状に対して、考え方が変わったんです。
めまいやパニックは、起こったら恥ずかしいものではなくて、助けてもらえるものなんだ。
それ以来、私は、どこでも助けてもらえると思って、外に出れるようになったんです。
実際には、私の体調はそこそこ良くなっていたので、自分のアドレナリンも手伝って、外でめまいやパニックが出ることは、ほとんどありませんでした。
怖さや不安感が、自分にブレーキをかけていたんですね。
背中を押してくれた友人にとても感謝しています。
患者さんと話しをしていて、このことを思い出したんです。
ちょっと自律神経が良くなってきたのに、外に出ることに躊躇している方に、少しでも役に立つといいなと思います。
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