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めまいで歩くのがつらい【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】

2023年10月8日めまい耳鳴りメニエール突発性難聴

摩耶はり灸院の周辺

おはようございます。

神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。

三連休の二日目は、昼から雨になるみたいですね。

 ***

ここ最近、めまいの新患さんが増えています。

夏が暑すぎて出ることもできなかった、ということみたいです。

涼しくなってやっと自分の体の手入れができるなんて、夏の暑さは本当に厳しいということなんですね。

さて、めまいの患者さん。

めまいで辛いことはたくさんありますが、よく言われるのが「歩くのがつらい」です。

めまいがあると、意外に歩くこともハードルが高いんです。

歩くって、まず頭が上下に揺れるんですよ。

そして、視界も上下に揺れるんです。

頭を上下にシェイクされているのと同じようなものなんで、めまい持ちはフワフワしてくるんです。

ヒトは目と耳、視覚と平衡感覚の情報を脳で上手に処理しながら、バランスをとって歩くんです。

だから、三半規管が弱っていると、視覚と平衡感覚にブレがでて、ヨロヨロしちゃうんですね。

歩くという、割と簡単そうなことが、ふつうにできないのがめまいの怖さです。

私はメニエールでめまいがあったときは、傘をトントンついて歩いていました。

杖がわりの傘があるだけで、少し心丈夫になるんです。

先日来られた患者さんは、小さめの四輪のスーツケースを支えにしながら、歩いて来られましたよ。

この方法があったんだ!

スーパーでショッピングカートを支えにするのと同じことですね。

そして、自分の3~5メートル先を見ながら歩く。

目線の位置をだいたい固定して、キョロキョロしないように。

これだけで少し歩くしんどさが減ります。

めまいのときは、どこでもドアがあったらどんなにいいだろうと思っていました。

なんせ移動するのがしんどいのでね。

電車も車もしんどいけれど、まず歩くことがしんどいので行動範囲も限られます。

めまいは、動けないストレスとの闘いになるから辛いんです。

以前は行けたところに、行けなくなる。

そうであっても、焦らないことです。

焦って、頑張って、ウロチョロして、自律神経のキャパを超えてしまうとめまいはひどくなります。

自分のめまいの回復に合わせて、行動範囲を変えていくことです。

この順番を間違えると、治るめまいも治らなくなります。

めまいが良くなってくれば、確実に動けるようになりますし、行ける場所も増えますから、焦らないことです。

めまいがきついうちは、最小限の行動範囲でもいいんだと、腹をくくってみるのも大事です。

Posted by mayaharikyu