めまいで歩くのがつらい【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
三連休の二日目は、昼から雨になるみたいですね。
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ここ最近、めまいの新患さんが増えています。
夏が暑すぎて出ることもできなかった、ということみたいです。
涼しくなってやっと自分の体の手入れができるなんて、夏の暑さは本当に厳しいということなんですね。
さて、めまいの患者さん。
めまいで辛いことはたくさんありますが、よく言われるのが「歩くのがつらい」です。
めまいがあると、意外に歩くこともハードルが高いんです。
歩くって、まず頭が上下に揺れるんですよ。
そして、視界も上下に揺れるんです。
頭を上下にシェイクされているのと同じようなものなんで、めまい持ちはフワフワしてくるんです。
ヒトは目と耳、視覚と平衡感覚の情報を脳で上手に処理しながら、バランスをとって歩くんです。
だから、三半規管が弱っていると、視覚と平衡感覚にブレがでて、ヨロヨロしちゃうんですね。
歩くという、割と簡単そうなことが、ふつうにできないのがめまいの怖さです。
私はメニエールでめまいがあったときは、傘をトントンついて歩いていました。
杖がわりの傘があるだけで、少し心丈夫になるんです。
先日来られた患者さんは、小さめの四輪のスーツケースを支えにしながら、歩いて来られましたよ。
この方法があったんだ!
スーパーでショッピングカートを支えにするのと同じことですね。
そして、自分の3~5メートル先を見ながら歩く。
目線の位置をだいたい固定して、キョロキョロしないように。
これだけで少し歩くしんどさが減ります。
めまいのときは、どこでもドアがあったらどんなにいいだろうと思っていました。
なんせ移動するのがしんどいのでね。
電車も車もしんどいけれど、まず歩くことがしんどいので行動範囲も限られます。
めまいは、動けないストレスとの闘いになるから辛いんです。
以前は行けたところに、行けなくなる。
そうであっても、焦らないことです。
焦って、頑張って、ウロチョロして、自律神経のキャパを超えてしまうとめまいはひどくなります。
自分のめまいの回復に合わせて、行動範囲を変えていくことです。
この順番を間違えると、治るめまいも治らなくなります。
めまいが良くなってくれば、確実に動けるようになりますし、行ける場所も増えますから、焦らないことです。
めまいがきついうちは、最小限の行動範囲でもいいんだと、腹をくくってみるのも大事です。
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