風邪の症状 ノドの痛み・鼻がグズグズ・全身がだるい
すぐにのどがイガイガする、一度ひいたカゼがなかなか治らないなど、スッキリしない風邪の症状は生活の上で深刻です。
鍼灸による風邪の治療は、副作用もなくとても効果的です。
ノド・鼻の粘膜を強くして風邪の菌をシャットアウト
空気が乾燥していると風邪の菌が飛びやすくなります。
菌が入ってしまう入口であるノドと鼻の粘膜を強くして、風邪の菌をシャットアウトしましょう。
ノドと鼻のツボをローラー針でていねいに刺激します。その刺激はノドと鼻の粘膜の血流を盛んにして、風邪の菌を駆除する白血球や貪食細胞を集めてくれます。ノドや鼻の粘膜が強くなれば風邪の菌がカラダに入るのを防いでくれます。
マスクや手洗いやうがいももちろん大切ですが、ご自身の粘膜そのものが強くなれば多少の菌も跳ね除ける強さが備わります。
さらに、粘膜への血流を促進することにより、粘膜そのものの修復力が高まり、粘膜の炎症を起こしにくくなります。
肝臓や小腸をケアして免疫力を高める
免疫に関係する細胞をたっぷり作りだすためには内臓のケアが必須です。ハリや温灸などでおなかのツボを刺激します。
リンパ球や免疫細胞の合成する場である肝臓の機能を高めることがポイントです。
必要な栄養素をきっちりとり込むための小腸のケアも不可欠です。
自律神経をととのえて全身の血流を活発に
顔のまわりのツボを刺激することで自律神経をととのえます。交感神経を落ちつかせることで全身の血管の緊張を解き、血液のめぐりを良くします。
内臓でつくられた免疫にかかわるリンパ球や免疫細胞をカラダの隅々まで送り込むためです。
『風邪は万病の元』の意味は、風邪がさまざまな病気を引き起こすというよりも、「風邪にしょっちゅうかかるような免疫力ではいずれ大病をしてしまいますよ」ということのようです。
鍼灸治療で免疫力を高め、風邪やその他の病気にもなりにくい強いカラダを手に入れましょう。