施術者の紹介
針灸治療やローラー針との出会い
私も以前は針灸治療を受けていた患者の一人でした。
以前の私は、仕事や遊びやその他もろもろで、万年睡眠不足、どんなストレスも「平気平気!」と大丈夫なふりをして、若さもあって自分を過信した生活をしていました。
そして、抜け毛やひどい頭痛など、いくつかの身体のSOSを無視し続けたあげく、とうとうひどいめまいを伴う自律神経失調症になってしまったのです。それでも懲りずに無理を続けたために、とうとうパニック障害になりました。
そんなときに私を助けてくれたのが、針灸治療とローラー針ケアです。
針灸で身体を強くすることで自律神経も強くなり、パニック障害や自律神経失調症も落ち着きました。
とは言え年齢も50歳を向かえ、今でも身体のケアは欠かせません。今でもローラー針を毎日愛用しています。
しっかり自律神経を整えて、皆様の治療に全力投球できるように備えています。
神戸元町の地で、皆様の身体づくりをお手伝いさせていただけることを大変嬉しく思います。
私が経験したすばらしい針灸治療でぜひ皆様のお役に立ちたい、熱い思いで施術させていただいております。
針師・灸師 畑綾乃
お灸の熱刺激の研究
【灸刺激による鎮痛機序】医道の日本社『医道の日本』(1938年創刊) 第764号(2007年5月号)
お灸について、どのような熱さのお灸がコリや痛みに効くのか、なぜお灸で筋肉が緩むのか、生理学的な研究および実験の積み重ねで検証できたことを『全日本鍼灸学会』および『医道の日本』誌で発表させていただきました。
お灸の熱は皮フの中に浸透していくのではなく、皮フ表面だけが刺激されていることが、研究を進めていく中で分かりました。
皮フにある感覚神経の受容器が受けとめた熱刺激が神経のつながりで反射されて、内臓にはたらきかけていることも分かってきました。
私が治療のなかで「おなかにはお灸が効きますよ」と言ってドンドン温灸をしたり、足などにちょっと熱めのお灸をひねったりするのは、これらの実験結果に基づいた考え方からなのです。