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腰痛 腰の筋肉そのものの手当てと、お腹の症状の改善がポイントです

2022年1月4日

腰痛になっている

腰のだるさ、痛みは日常生活の動きを大きく妨げるので切実ですね。

イスから立つときの動作の痛み、ちょっと物を取ろうと手を伸ばしたときにピリッと痛みが走る、歩いているとだんだん腰が重たくなって痛みに変わってくる。お仕事にも集中できないし、家事をするのも最小限になってストレスもたまります。とにかく早く横になりたい、でもひどくなると上向きに寝ていても腰がウズウズしてきます。

どうして痛みがでるの?

ムリな姿勢や運動や使いすぎによる腰まわりの筋肉疲労が一番の痛みの原因です。筋肉は疲労すると固くなり緊張します。固くなった腰の筋肉をそのまま使い続けると、重だるさや痛みを感じるようになります。鍼灸治療で筋肉の過剰な緊張をほどいていくことで痛みはおさまります。腰にある筋肉そのものだけでなく、それらをとりまくお尻や腹筋も緩める必要があります。周りの筋肉も緊張していて腰の筋肉を引っぱることで痛みをひどくしていることが多いからです。

固くなった腰をそのまま使い続けていると、ときに筋肉の一部が断裂して炎症を起こす場合があります。これがぎっくり腰と呼ばれるものです。炎症による痛みは壮絶なもので、起き上がることもままなりません。鍼灸治療により炎症物質をとり除くことで痛みは減ります。炎症が治まると今度は筋肉が急激に固まり始めます。炎症後に筋肉が固くなることも痛みを長引かせる原因なので、筋肉をしっかり緩めてほぐしていくことが必要です。

お腹の症状を見逃していませんか?

おなかの痛み

腰の筋肉を緊張させる原因としてお腹の症状を見逃さないことが大切です。お腹に痛みやつらさがあると腰やお尻の筋肉を硬くしてしまうからです。例えば、女性は生理痛が始まると腰がドーンと重くなりますね。これは下腹部の痛みが神経のつながりで反射して腰やお尻の筋肉を硬くしてしまい腰痛になるのです。生理が終われば腰のしんどさもなくなるわけです。

下痢や慢性的な便秘などの腸の不調、トイレの回数が増える頻尿や膀胱炎、子宮や卵巣や前立腺の機能低下も関係します。心当たりはありませんか?
これらが腰痛の引き金になることがとても多いのです。

膝や足の痛みは腰痛から

腰やお尻の筋肉は膝まわりや足の筋肉にかぶるように結合しているため、腰やお尻の筋肉が硬くなってひっぱりが強くなると、膝や足の筋肉も緊張します。腰痛がひどくなると膝や足首が痛くなったり、足の指先がしびれたり冷えがひどくなるのはこのためです。このような症状は、膝や足そのものだけでなく腰痛の原因になるお腹の症状をお灸などで整え、腰とお尻の筋肉をしっかり緩める鍼灸治療がとても効果的です。

腰痛の鍼灸治療はどういうの?

摩耶はり灸院で販売している温灸

腰の筋肉とそれをとりまくお尻やお腹の筋肉を鍼灸治療でゆるめて緊張をとることで、痛みはかなり楽になります。同時にお腹のケアがとても大切です。お腹の不調があると、なかなか腰痛が改善しづらいからです。下痢や便秘、頻尿や膀胱炎などのお腹の症状が落ちついてくると腰への負担も少なくなるので、腰痛も改善されやすくなります。

当院ではあたたかい温灸をおこなっており、下痢や便秘や頻尿などにとても有効です。ご自宅でのセルフケアも積極的に指導させていただきます。

しかしながら、鍼灸治療の後も立ったり歩いたりの日常生活で筋肉はすぐに負担を強いられます。ふだんの姿勢を見直すことや、同じ姿勢を続けないようにお仕事の途中で軽い体操をしたり、軽いストレッチなどを生活に組み込むなど、ふだんの生活の改善もとても大切だと考えています。簡単な運動療法も指導させていただいております

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Posted by mayaharikyu