自律神経を知ろう③~メンタル疾患じゃない【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
良いお天気ですね、久しぶりに気圧も安定しそうです。
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前回は、自律神経は脳(思考)の影響を受けるから、一生懸命に治そうとすると、脳がパンパンになって逆に治りにくい、というようなことを書きました。
そうです、自律神経の症状は、確実に脳の働きに影響されます。
それは、自律神経が脳(心)と体をつなぐ神経だからです。
(脳、思考、心、色々な言い方がありますけれど、ここでは解剖整理学的に「脳」にしますね)
そして、脳の在り方で自律神経の症状が出たり、減ったり、良くなったり、悪くなったりするので、自律神経症状をメンタルの問題だと勘違いされるんです。
体調が悪くなってしまうのは、気持ちの問題とか、気にし過ぎとか、気のせいとか。
脳、メンタルじゃなくて、脳と体をつなぐ「神経の病気」なんです。
脳と体が不健康になってしまったために、それをつなぐ自律神経が過敏になりすぎて様々な症状がでてくるのが、自律神経失調症という病気なんです。
ここの理解はすごく大事です。
脳の問題ではない、つまり「うつ」とは違うんです。
そうです、ちゃんと冷静な思考力もあって、動きたい意欲もあるけれど、思うように動けない。
ともすると、動悸や過呼吸、めまいや耳鳴り、発汗や手足先の冷え、それらが一度にくるパニック発作が起こってしまう。
これが自律神経失調症、パニック障害の正体です。
私も、自分がこの病気になったときに、本当に苦労したことの一つが「家族にどうやったらこの病気を分かってもらえるか」だったんです。
特に親は、心配してれるのは有難いけれど、こっちの説明もほとんど理解不能。
話をするのもしんどいし、めまいは出るし、変な汗は出るし、ヘトヘトでした。
同じような人がいらっしゃったら、ここの文章をコピペして、読んでもらってください。
ディスカッション
コメント一覧
はじめまして、のんたと申します。
ブログを拝見して、とても勇気を頂きました。
昨年から、自律神経失調症と思われる更年期症状に苦しみました。
ホットフラッシュ、のぼせ、不眠、食欲不振、パニック、躁鬱様症状、ひととおり体験して、今は元に戻りました。
ありとあらゆる対策をとったので、何が決めてだったのか分かりません笑。
でも、先生のブログを拝見して、随分前から自律神経がおかしかったのだ、と思いました。
仕事も辞めたのですが、また春から働く事にしました。
今日初めてブログを拝見したので
じっくりこれからも読ませて頂き、私のバイブルにしたいと思います。
貴重な情報、ありがとうございました。
のんたさん
コメントをありがとうございます。典型的な更年期の自律神経の症状名が書かれていて、さぞ大変だっただろうと想像しました。お役に立ててとても嬉しく思います。これからも書き続けますので、引き続きのぞいてみてください。