• めまい・耳鳴り・突発性難聴
  • 自律神経失調症・パニック障害
  • ローラー針ケアとは
  • ブログ
  • 症状ごとの解説
  • ご予約はこちら

気象病っていったい何だろう?【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】

2023年2月5日めまい耳鳴りメニエール突発性難聴

摩耶はり灸院の周辺

おはようございます。

神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。

快晴です、気圧もまずまず安定しています。

 ***

先日ある患者さんから、

「雨の前になるとひどい頭痛で起きれません。

気象病と言われたんですけど、なんでそうなるんですか?」

と質問がありました。

気象病がなんで起こるのか、簡単に書きますね

耳の奥の三半規管の隣に、前庭(ぜんてい)という丸い器官があるんです。

ここが重力、つまり気圧を感知して、脳に伝えています。

耳が弱くて、前庭が弱い人は、気圧の変化に過敏になるんです

気圧が大きく変化するときは、雨の前、雨の後、つまり低気圧がきたとき、台風のとき。

そんなときに耳が過敏になるので、めまいが出たり耳鳴りが大きくなったりします。

そうなると、耳の周りの筋肉や皮膚が硬直してくるので、コメカミが痛くなったり、首が硬くなってきて、それが頭痛になります

こういう耳の人は平衡感覚が不安定なので、嘔吐中枢が刺激されて吐き気がしたり、胸悪く感じたりします

平衡感覚が不安定だと、眠たく感じたり、起き上がることがしんどくなったりします

これが気象病の正体です。

原因は、気圧の変動を感知している内耳(前庭)が弱っているからです。

ですから、こんなときは酔い止めなどがある程度効果があります。

酔い止めには、鎮痛、吐き気止めが入っているからです。

眠たくなる成分も入っていることがあるので、これを飲んで寝てしまおう。

眠ることが一番の回復への早道であって、睡眠で内耳が回復すれば、気象病も落ち着くわけです。

一番良いのは、内耳を強くして、気圧の変動に振られにくい体を作ること。

日々のローラー針などのケアはそういうことを目指すものです。

 ***

別の患者さんは、「頭痛ーる」という気圧変動のアプリが手放せず、毎日それをチェックしながら、気象病からの体調管理が続きました。

最近は、内耳がだんだん強くなってきて、雨の前日でも普通と同じように動けるようになってきました。

「アプリで気圧をみることが減って、忘れてしまえるくらいになりました」

この辺りが目指すゴールですねよね。

Posted by mayaharikyu