自律神経と過呼吸~息苦しい【自律神経失調症 パニック障害を克服するコツ】
おはようございます。
神戸元町の鍼灸院、摩耶はり灸院の畑綾乃です。
いいお天気で温かくなりそうです。
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当院に来られる自律神経失調症の患者さん。
「呼吸が浅いんです」という方もチラホラいらっしゃいます。
呼吸が浅くても、いわゆる血中酸素濃度は保たれているので、体としては何も問題はないんです。
辛いのは、息苦しい感じがすること。
過呼吸は、パニック発作の一つの症状なので、発作が起きると呼吸は大きく乱れて、同時に手先がしびれたり、顔がしびれたり、目が回ったり、体が吸い込まれる感じがしたり、落ちていく感じがしたりします。
そして実は、パニック発作までいかなくても、普段の生活で「息苦しい感じがする」というのは、少し過呼吸ぎみになっていることがあるんです。
自律神経の緊張で、呼吸が浅く速くなるんです。
私も自律神経が乱れていた時期は、めまいだけでなくて息苦しさも感じていました。
でもこれ、無理やり深呼吸とかしなくていいと思うんです。
息苦しいのに深呼吸するってけっこう辛いんです。
それより、呼吸が浅くても、速くても、パニック発作にまでならなければ、血中の酸素は保たれますから、なにも心配はないと理解することです。
息苦しいときは、無理をせずに、それで死ぬことはありませんから、余分なことは考えずに、さっさと布団に入って、ローラー針でもして寝てしまうのが一番だと思います。
そして、自律神経が強くなっていけば、呼吸も自然に大きくなるし、過呼吸も起こらなくなります。
自律神経が強くなったら、今度は深呼吸とか、呼吸法とかやってみるといいです。
あれは、はっきり言って、横隔膜の筋肉体操です。
深く吸ったって、その分酸素が体に入ることはありません。
その人の肺胞の許容量は、肺胞の数や質や面積で決まっているので、それ以上は無理なんです。
でも、深呼吸をすると、横隔膜を下げて、胸腔をいっぱいに広げるので、上半身が伸びをしたのと同じように気分が良いというか、スッキリする気がするのです。
そして、自律神経が強くなったらやることはもう一つ。
心肺に軽く負担をかけて強くなるように、軽い運動をしましょう。
1日1回は、ハーハーと呼吸が荒くなるくらいに体を動かすと、心臓と肺が弱りにくくなるそうですよ。
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